LIFEEEEE!

”生きるように学び、学ぶように生きる” 

WBCで話題のイスラエル。知られざるハイテク国家。

ここ最近、『イスラエル』という言葉をよくテレビなどで耳にする機会が多いのではないでしょうか。

何と言っても、彗星の如く現れたイスラエルのWBCでの健闘が注目されています。

 

 

さて、今回はそんなイスラエルを取り上げたいと思います。イスラエルというと”危険”、砂漠といったイメージがあるかもしれません。そういったイメージとは裏腹に世界でも屈指のハイテク国家として知られています。

ちょうど先日もインテルによるイスラエルの自動運転関連企業モービルアイの買収がニュースで話題となっております。なんとその額は1兆7500億円。カーナビアプリWaze(ウェイズ)に次ぐ、大型の買収です。

アメリカの半導体大手インテルは、イスラエルの自動運転関連企業モービルアイを日本円にしておよそ1兆7500億円で買収することで合意したと発表しました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170314/k10010910241000.html

Mobileye といえば、言わずと知れた先進運転支援システム(ADAS)のグローバルリーダーで、高い画像処理技術と独自のチップセットを用いて、自動車の衝突リスクの低減を可能にする後付け可能なソリューションを開発しているイスラエルを代表する企業である。

両社の連携は今回に始まったわけではなく、2017年1月にも Intel、Mobileye および BMWの3社で自動運転車の開発に向けたパートナーシップを発表しており、今回の買収についても今後の自動運転車の商用化に向けた取り組みを見据えたものだと報じられている。http://thebridge.jp/2017/03/intel-acquires-mobileye-for-15-billion

 

私自身、2014年に4ヶ月間ほどテルアビブという街に滞在し、そのハイテク国家と言われる”熱気”を感じました。「石を投げれば起業家に当たる」ということわざがあるほど、道ゆく人は皆起業家でした。(大げさな話ではなく、本当にカフェなどに隣にいるおじさんが起業4回目なんてザラでした)

現在はというと、イスラエルで学んだグローバル視点を生かして、グローバルECプラットフォームwBuyBuy.comの普及に向けて注力しております。最後に、簡単にご紹介させて頂きます。

 

wBuyBuyとは

wBuyBuyは個人、法人問わず無料出品、無料出店で世界に向けて販売、世界から購入できるグローバルなECプラットフォームです。一番の特徴は、92ヶ国語の言語対応・世界50種類の決済方法により、「世界各国から世界各国へ売買できる点」。従来の一方通行な取引から相互間の取引を生み出し、各国のユーザーは各国現地の多様なモノを直接メーカーやショップから購入することが可能になります。また、各国の出店者は商品が売れた時のみ [販売手数料5+決済手数料5%] が発生し、初期費用など一切発生せずノー リスクで始められます。

 

無料登録はこちらから(無料登録で世界の商品を知る)

▶︎https://www.wbuybuy.com/regist/

wBuyBuyの特徴
● 92ヶ国語の言語翻訳対応(自動翻訳+手動翻訳)
● 海外送料自動計算システム
● 12種類の通貨対応
● 全世界50種類の決済方法を導入
● マルチ出店対応(1ユーザーが複数出店可能)
● SNS機能(Facebookページの多言語バージョンのようなイメージで自分のページにつぶやき機能がある)

 

wBuyBuy出店者向けセミナーも随時実施中!

大阪にて出店者向けセミナーを随時行っています。

ご興味のある方は下のURLからお申し込みをお願い致します!2017年3月は9日(終了)、20日、30日と計3回開催予定です。 

セミナー日程 

①【海外販売に挑戦したい会社必見!】
グローバルEC『wBuyBuy.com』出店者向けセミナーを開催! #3
日時:3/20(月)19:00-21:00
場所:Rough Labo 
参加費:無料
定員:15名まで
Facebookから申し込み:
https://www.facebook.com/events/894831730757850/

 

②中国越境ECのいま 〜越境ECからグローバルECの時代へ〜
日時:3/30(木) 14:00-16:00
場所:本町駅or心斎橋駅周辺(詳細の場所が決まり次第、改めてご連絡いたします。)
参加費:無料
定員:30社限定
Facebookから申し込み:
https://www.facebook.com/events/779472718866883/
Googleドキュメントから申し込み:
https://docs.google.com/forms/d/14Ngxblux7YsbRzl44Qubb2oUY3aGYWUDeaHSh16BRtQ/

 

✔︎海外販売したい
✔︎海外販売の方法を知りたい 
✔︎海外販売に興味がある 

などなど、少しでもご興味ありましたら参加してみてください^^

 

参考

WBCで話題のイスラエル。知られざるハイテク国家。 – LIFEEEE!より転載

今こんなことやってます。

久しぶりに。

 

今年の中頃に、ジョインした会社でグローバルECとやらを運営しております。

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」というサービスです。日本で言えば楽天さんの世界バージョンみたいなものと思ってもらえれば分かりやすいかと。 

 

 

先月の7月にβ版を提供開始、プレスリリースを打ったばかりですが、メディアにも多数掲載して頂きました。ありがとうございます!!!

 

<掲載媒体一覧>

●PR TIMES 

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース|SSQQB株式会社のプレスリリース

●産経ニュース

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース - 産経ニュース

●SeleQt

世界中のエンドユーザーと商取引ができる「wBuyBuy.com」には夢がテンコ盛り!|SeleQt【セレキュト】

●eccLab

eコマース業界カオスマップ2016 - 越境EC編 | eコマースコンバージョンラボ

●AFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3094578

●Infoseek News

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース- 記事詳細|Infoseekニュース

●朝日新聞 DIGITAL

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース - PRTIMES企業リリース - 朝日新聞デジタル&M

●JIJI.com

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース:時事ドットコム

●BIGLOBEニュース

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース - BIGLOBEニュース

●dot.

誰でも簡単に世界に売れる!グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」のβ版がリリース 〈PR TIMES〉|dot.ドット 朝日新聞出版

● ECのミカタ

誰でも簡単に出品「wBuyBuy.com」β版リリース|ECのミカタ

●Naverまとめ

誰でも簡単に世界に売れる!【wBuyBuy.com】と【Amazon】や【eBay】との違いって? - NAVER まとめ

 

何が特徴か?

 

最大の特徴は、世界各国から世界各国へ販売できる点です。従来のショッピングサイトでは言語の壁、決済の壁、高額な出店費用など、多くのハードルがありました。

wBuyBuy」では、92ヶ国語の自動翻訳・手動翻訳機能によって言語の壁を、世界50種類の決済方法の導入で決済の壁を取り除く他、出店・出品を無料にするなど、出店に関するハードルを下げ、世界各国の人がより簡単に世界に売れるようなシステムを作りました。

 

以下の動画も見ていただければ、よりイメージできるかと思います。

 

 

是非ぜひ、Facebookのような感じに簡単登録できますので、ポチッと登録していただけると嬉しいです!^^ 

▶︎https://wbuybuy.com/regist

 

今後もこのサービスを通して、「世界をつなげる/Connecting the world」ために頑張ります!

 

関連リンク

今、こんなことやってます。 – LIFEEEE!

ブログの移転のお知らせ

 

ブログを移転しました。

はてなブログに挙げている記事に関してはそのままとなりますが、今後の新しい記事に関しては新ブログでの公開となります。

 

ま、そんなに見てくれている人もいないと思いますが、、笑

お時間あるときにでも見ていただけると幸いです。

 

LIFEEEE!

http://www.sam000urai.com/

 

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現在、wBuyBuyというグローバルECをやっています。

もし、よろしければ覗いてみてください☆

 

 

基礎から学ぶ 「原油」とは何か

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地球の資源はいずれ枯渇するー

 

 

あたかも常識としてあり、自分自身もそう信じてきた。

だが、本当に資源はなくなるのだろうか。そもそも原油とはなんだろうか。

原油安や原油高による経済への影響は?シェール革命のシェールって?

 

などなど、他にもたくさんの疑問があるが、こういった原油やエネルギー問題を語る上での基礎知識も持っていないことから、まずは『世界を動かす原油のことが面白いほどわかる本』『石油の終焉』を手に取った。前者は経済への影響を中心に、後者は石油から見えくる世界の動向、とりわけアメリカの政治、エネルギー問題に主眼を置いている。

原油を知りたいと思ったきっかけには、ここ最近、天然ガス、原油などの資源国家であるロシアについて学んだことも影響している。また、タイトルの通り「原油」が世界経済を動かし、我々の日常に”商品価格”や”ガソリン代”など広範囲にその影響を及ぼしていることからも、知っておくべきだろうと思ったのだ。

 

我々は日々、原油やガソリン、石油、自然エネルギー、代替エネルギーなどのエネルギーに関するワードに多く触れている。エネルギー問題とは、つまるところ「人類の生存」と「環境破壊」の問題である。よく映画などでもある展開ではあるが、このことがどれだけ危機の迫った問題なのかというのは普段生活している中で、あまり考えたり、気づいたりしないのではないだろうか。そこで、原油とは何か、経済への影響など広く浅くまとめたい。

 

エネルギーって

エネルギーとはつまるところ、「何かに何かをさせるもの」である。エネルギー保存の法則によれば、「エネルギーの”移動”」とも言える。全体としてのエネルギー量は決まっていて、そのエネルギーが自然、動物、植物、人間などの間で行き来しているのである。ガソリンで車を動かしたり、電気を使ってパソコンを動かすのも、人が走ったり運動することもすべてエネルギーの移動した結果であると言える。人間が生態系の頂点に立てているのもこのエネルギーを自在に変化させて使うことができるからだ。また、技術の革新はこのエネルギーをいかに有効に効率的に使えるかの進化でもある。

 

今日では、このエネルギー資源となるものは大きく、「石油」、「石炭」、「天然ガス」の3つである。これらを総じて、化石燃料と呼ぶ。化石燃料とは動植物の死骸が地中で長い年月をかけて変性してできた有機物のことである。ただ、この化石燃料が生成されるメカニズムにおいて、「有機起源説」「無機起源説」という二つの学説が存在している。ここでは詳しく触れないが、両説どちらが正しいのかはアカデミックでも結論に至っていないという。後者はロシアが50年程度前から支持しており、ロシア経済にも絡んでくるのでまた別の機会に触れたい。

 

原油は下で詳しく述べるとして、石炭は産業革命において特に使用され、発展に大きく貢献した。今では石油や天然ガスに代わられたというイメージがあるが、IEAの2014年のデータでは日本では30%、中国では76%、アメリカでは38%が発電に使われており、まだまだエネルギー源の主流であると言えるだろう。

天然ガス(LNG)とは天然にある化石燃料の一種で、メタンやエタンといった軽い成分を多く含む加熱性のガスである。二酸化炭素の排出量は石油に比べ30%少ないのが特徴でもある。液化天然ガスとは文字どおり、この天然ガスを-162度で冷やして液体化させてものを指す。

これら3つの化石燃料の埋蔵量は石炭が一番高く、石油、天然ガスともに約50年に対して、石炭は113年と倍近い。(BP統計2014より)

 

 

原油とは

そもそも原油と石油は何が違うのだろうか。

原油とは、油田から採掘されたままの状態で、”精製”されていない石油を指す。大雑把に分けるとすれば、原油は「精製される前の油」で、石油は「精製され後のガソリンなども含む油のこと」だという認識になる。産油国で油田からとれた状態である原油は、そこからパイプラインなどで運び出され、港付近に据えられている原油タンクに貯められ(昔は樽に貯めていたため、樽を意味するバレルという単位が使われるようになった。1バレル=159リットル)、タンカーへ乗せられて他国へと輸送される。

 

原油を採掘→原油を運ぶ→原油の精製→「ガソリン」、「LPガス(プロパンガス)」、「軽油」などに分かれる→それぞれに適した用途で使用(ガソリン→車の燃料、軽油→トラック etc.) 

 

その精製プロセスが下の図であるが、 原油輸入国に運ばれてきた原油はその後、その国の港付近に配備されている原油タンクに入れられ、精油所へと移され、蒸留装置や分解装置によって、ガソリンや灯油、軽油などの石油製品へと生まれ変わる。メディアなどではこの原油と石油を分けずに使用する場合もあるので、ほとんど同じだと思ってもらってもいいだろう。

 

 

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photo:https://www.ekka.co.jp/business/airplane.htmlより引用

 

なぜ、同じ原油から様々な石油製品(ガソリンや重油など)が生まれるのか。

それは、沸点が異なるからである。沸点とは一般にはある液体が気体化することを指す。温める熱の温度によって成分は分かれる。ちょうど、水を温めると蒸気になったり、冷やすと氷になるように。

なぜ、その沸点が異なるかというと、分子の密度が異なるからであり、要は中身が詰まっているほど分子の密度が高く沸点も高いといえる。そのため、気体状態であるLPガス(プロパンガス)は35℃以上、ドロっとしたイメージを持つ重油やアスファルトとなると360℃以上の熱でそれぞれ精製される。

こういった精製プロセスを行う装置が50mほどの巨大な円柱状の常圧蒸留装置だ。常圧蒸留装置で「原油」は上記の図にあるように、まず原油加熱炉によって350℃ほどに加熱され、その後、蒸留塔へと運ばれる、そして蒸留によって「灯油」や「軽油」などに分離される。

 

また、プラスチックは石油から作られていることはほとんどの人が知っていることであるが、日常で意識する人は少ないだろう。では、石油からどのようにしてできるのか。先に述べた精製プロセスの中で分かれた「ナフサ」という石油から作られる。こういったことも日常の中でガソリンや灯油くらいしか触れない石油について理解を深めることは身の回りの物への理解へとつながる。

 

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まとめ

今回は原油の基礎的な話のみをまとめた。

ちなみにアスファルトも原油から出来ていると今回初めて知って、少し驚いた。また、地元にあった工業地帯に佇む変な赤い塔(=フレアスタック)が実は石油精製所のものだったんだと改めて知った。

 

日常は自分が思ってるよりも石油製品に囲まれているんだな。 

 

 

関連書籍

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

石油の終焉

石油の終焉

 

 

プーチン大統領の大改革 vol.2

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photo credit:Putin vs Obama via photopin (license)

 

前回の記事ではプーチン大統領の1期目(2000年-2004年)に関して書いた。

今回は2期目(2004年-2008年)に焦点を当てたい。

 

2004年3月14日、プーチンは大統領選挙に臨み、71%を獲得し圧勝。2期目の大統領職に就くこととなる。1期目(2000年-2004年)では主に、中央集権化体制の強化、財閥の排除、減税による経済改革という3つの事を行った。これらの結果として経済発展を実現させる。(また、前回の記事では述べていなかったが、経済発展を促した要因としては原油高も大きく影響している)

 

2期目を見ていく前に前提として、米ソは新たな冷戦状態に入ったことを伝えたい。遡ること2003年、「ユコス事件」が起こり米ソは新冷戦状態に入った。ユコス事件とは、当時ロシアの石油最大手ユコス社のCEOホドルコフスキーが2003年10月に脱税などの容疑で逮捕された事件のことだ。ホドルコフスキーはアメリカの利益を代弁しているとし、アメリカの影響を排除しロシアの国益を最優先させたいプーチンはホドルコフスキーを逮捕した。このことでアメリカとの関係が一気に悪化し、冷戦状態に入った。

 

 

プーチン大統領の大改革 

さて、2期目にプーチンが行ったことは「中国との同盟」、「NGO規制法を制定」、「ドル体制を崩壊させ、自立を目指した」、という3点に集約される。

 

①中国との同盟

2005年には中国との関係を強化していく。ロシア一国ではアメリカと戦えないという理由で、同じ目的を持つ中国と協力することになる。

まず、40年にも及んだ北方領土問題を2005年の6月に解決している。さらに8月には合同軍事演習を行い、翌年2006年にはプーチンは北京を訪問し、胡錦濤主席と会談し原油を巡る問題で協力することになる。この中ロ同盟の要ともなっているのが上海協力機構(SVO )だ。2001年に上海にて創設され、現在では中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジスキスタン、ウズベキスタン、インド、パキスタンの8カ国で構成され、反米の砦とされている。プーチンはNATOに対抗するためこのSCOを強化していった。

 

②NGO規制法を制定

同じ時期、ロシア周辺国ではアメリカ画策の「カラー革命」が起きていた。カラー革命とはアメリカの資金援助によって(と本書では考察している)起こされたグルジアのバラ革命、ウクライナのオレンジ革命、キルギスのチューリップ革命などの革命である。これらを総称して「カラー革命」と言っている。ロシアはこの革命を自国で起こさせないために、また外国からの政治活動資金流入やNGOの目的外活動を規制することを目的に2006年初め、この「NGO規制法」を制定したのだ。

 

③ドル体制を崩壊させ、自立を目指す

2006年ロシア中央銀行は「外貨準備に占めるドルの割合をこれまでの70%から50%に下げる」と発表し、翌年2007年にはプーチンはロシアルーブルをドルに替わる世界通貨にすると宣言し、その意向を示した。証券取引所の一つで初のルーブル建てロシア原油の先物取引を開始するなど具体的に行動していった。この流れに乗るように2007年にイランは原油のドル決済を中止するなど、他国でもドル離れの影響は広がっていった。

 

 以上が、2期目に本書でいうところのプーチンが行ったことである。経済成長はと言うと、やはり原油高の影響も大きいが、実質GDP成長率で年68%台の成長(2004 – 2007年)という結果を残した。また、GDPも2000年には2511億ドルだったものが2007年には1兆2237億ドルと約5倍となった。

 

 

アメリカはどうだったか

合わせてアメリカ側の視点からも見てみたい。

1945年〜1991年の世界は「米ソ冷戦時代」「米ソ二極時代」だった。そして冷戦後、アメリカはITバブルに沸き、旧ソ連は崩壊(1991年)、15個の独立国家に分裂。ライバルであった日本はバブル崩壊、欧州ではソ連から解放された貧しい東欧を吸収して苦しい状態でもあった。つまり、他国は経済状況は良くなく、アメリカのみがいいという「アメリカ一極世界」であった。

このアメリカ一極世界は大きく前半と後半に分けてみることができる。

 

《前半》

ビル・クリントン時代 (1993年1月-2001年1月)

「ITバブルに酔いしれ、好景気に沸いていた時代」

《後半》

ジョージ・W・ブッシュ時代 (2001年1月-2009年1月)

「全てが暗転。ブッシュが一極体制を守ろうと戦い、それに失敗した時代」

「一極主義vs多極主義(ロシア、中国)の時代」

  • ユーロの誕生(1999年、クリントン時代)
  • 原油の決済通貨がドルからユーロへ変わる(2000年11月)
  • 9 .11同時多発テロ(2001年)
  • アフガン戦争(2001年)
  • イラク戦争(2003年)
  • 米ロ新冷戦(2003年〜)
  • グルジア戦争(2008年)

 

そして、2008年9月にリーマンショックが起き、アメリカ一極世界は終焉を迎えた。その後、同年11月に現オバマ大統領が選挙に勝ち、バラク・オバマ政権(2009年1月-現在)が誕生する。ここまでがアメリカ側から見た2008年あたりまでの流れである。

 

次回はプーチン大統領の現在に至るまでを最後に見ていきたい。

 

プーチン大統領の大改革 vol.1 - LIFEEEEE!

 

プーチン 最後の聖戦  ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?

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