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”生きるように学び、学ぶように生きる” 

日本の宇宙ベンチャーの現状「SPACETIDE2015」へ行ってきた!

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目次

● SPACETIDEイベント概要

● 宇宙ビジネスとは

● 日本の宇宙ベンチャー紹介

● まとめ

 

SPACETIDEイベント概要

SPACETIDEー宇宙開発の潮流
 
2015年10月26日に東京にて行われた宇宙カンファレンスに行ってきた。
宇宙ビジネスを中心としたカンファレンスは日本初だそうで、参加者も500人にも及んだ。参加者の属性も時代を表していて、起業家・投資家、エンジニア、研究者・デザイナー・クリエイター、学生それぞれ4分の1ずつと広がりを見せていた。
 
”次のフロンティアは「宇宙」だ。
いまや世界中で衛星を持っている国は50カ国あり、また宇宙開発が政府から民間化の流れになっている。つまり、宇宙開発は国家の占有物ではなくなったのだ!”
 
”宇宙はBorderlessで、Global、Fusionだ”
小宮氏/内閣府宇宙審議官 宇宙戦略室長
 

そのような言葉から始まった今回のSPACETIDE2015。

 

他に印象に残ったこととして、いま宇宙ビジネスに果敢に挑戦している人たちを見てみると、面白いことにスタートレックを見ていた世代(3040代)だという。これはとても面白いなと感じて、いつの時代もSF映画は夢を与えるものであって欲しいと思う。

また、世界の宇宙ビジネスの市場規模について、2004年の時点では10兆円

2014年の時点では、全世界で24兆円(主に衛生に関わるビジネス。衛生、衛生を打ち上げるためのロケット、打ち上げた後の衛生サービスなど)。ここに有人飛行も合わせると40兆円にも及ぶという。つまり明らかな成長市場だとのこと。

 

宇宙ビジネスとは

宇宙ビジネスと聞くと、具体的にどのようなビジネスがあるのか?
これについては炎上で有名なイケダハヤトさんがわかりやすくまとめられていたので、ご紹介。
 
簡単にいえば、輸送系ビジネスと移送ビジネスと二つだそうで
さらに詳しくビジネスの種類をまとめると、

・放送・通信衛星

・測位衛星

・リモート・センシング

・大企業のロケット開発

・ベンチャーのロケット開発

・資源・エネルギー

・宇宙旅行

・火星への到達

・その他の新興サービス

  

 今、熱い宇宙ベンチャーのリスト

最後に、石亀さんから今熱い宇宙ベンチャーのリストをいただきました。有力プレーヤーを把握することができる、貴重なリストです。
SpaceX:イーロン・マスクによって立ち上げられた、もっとも注目すべき宇宙ベンチャー。
OrbitalSciences:1982年創業の古参企業。人工衛星の製造・打ち上げを行う。上場企業でもある。
BlueOrigin:Amazonの創業者、ジェフ・ベゾズが立ち上げた宇宙ベンチャー。外部からの資金調達はしておらず、ステルス状態で経営している。
StratoLaunch System:マイクロソフト創業者のポール・アレンが設立した「空中発射ロケット」ベンチャー。
Virgin Galactic:ヴァージン・グループのリチャード・ブランソンが設立した宇宙旅行ビジネス会社。
XCOR Aerospace:市場からの資金調達でビジネスを立ち上げている、比較的小規模なベンチャー。
Copenhagen Suborbitals:非営利組織(NPO)として運営されている組織。クラウドファンディングサイトを用いて資金調達を実施。
インターステラテクノロジズ:堀江貴文さんが率いる宇宙ベンチャー。
Masten Space System:実証実験サービスを提供する企業。
Deep Space Industries:これから熱い領域、小惑星の資源開発に取り組む企業。
Planetary Resource:同じく小惑星資源開発に取り組む企業。ジェームズ・キャメロン、エリック・シュミット、ラリー・ペイジなどの著名人が投資。宇宙望遠鏡の開発資金をクラウドファンディングサイトで集め、1.5億円を集めたことでも注目を浴びている。
Bigelow Aerospace:ホテル王・ロバート・ビゲローが1999年に創設した企業。「宇宙ホテル」の実現に向けて取り組んでいる夢のある企業。
MarsOne:2023年に火星への到達を目指す非営利組織。プロジェクトの総額、5000億円はテレビ局とのタイアップで集める。
Inspiration Mars:2018年に火星スレスレまで到達し、着陸しないで戻ってくる、という計画。長い搭乗となるため、乗組員は夫婦で参加することになっている。
Moon Express:月にソフトランディングするための技術を開発する企業。
Astrobotic Technologies:NASAの技術者が立ち上げたベンチャー。探査車の開発で進んでいる。
NanoSutisfi:安価かつ容易にアクセスできる小型人工衛星を開発する企業。
Kymeta:世界中の人々にネット環境を整えようと画策する企業。ビル・ゲイツも出資。
Skybox Imaging:いわゆるリモート・センシング系の企業。
Planet Labs:同じく、リモート・センシング系の企業。
Final Frontier Design安価な宇宙服のデザインを行っている企業。安価な宇宙服のデザインを行っている企業。

 

日本の宇宙ベンチャー紹介 

 
PDエアロスペース社  緒川氏

lne.st

事前知識として、はじめに「宇宙機」と「宇宙旅行」について大枠をご紹介。

 

宇宙機は2種類

①衛星系ー情報取得、通信

②輸送系(ロケット)ー人、モノ(衛星)を運搬 

  

宇宙旅行は4種類

①周回飛行(オービタル飛行)

地球の重力圏に入り軌道にのり、地球の周りを回る飛行方。衛星など。

②軌道間遷移飛行(他天体)

別の天体の引力圏に行く飛行方

③弾道飛行(サブオービタル飛行)

ボールを投げて落ちてくるように、一度宇宙空間に行き、地上に重力で落ちてくる飛行方

④二地点間飛行(極超高速)

宇宙空間に一度行って、別の場所に着陸する飛行方

 

PDエアロスペース社では低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築を目指し、宇宙機の開発、製造、宇宙旅行など宇宙関連事業を行っている会社だ。

上記のカテゴリに当てはめれば、輸送系の弾道飛行による宇宙旅行を提供しようとしている。この宇宙旅行で

は、宇宙空間で約5分間の無重力状態を体験できるという。この間に旅行としての体験やなんらかの無重力実験を行うとのこと。ただ、現状のエンジンだとお金がかかるため、何回も使えるエンジンにして打ち上げを安くしようとエンジンの改良や、実験、開発などチャレンジされている。また、付帯事業として、宇宙旅行に行く前の訓練プログラムなど2016年の4月から開始予定だという。

 

事前知識として、はじめにカテゴリ分けを行って頂いたことでとても内容がわかりやすかった。 宇宙旅行、一回は行ってみたいものだ。是非とも、実現できるよう応援したい。 

 

インターステラテクノロジズ社 稲川氏
こちらはホリエモンが共同創業者として設立した宇宙ベンチャー
 
北海道でロケット開発を行っている。
フルタイムメンバー7名。パートタイム含め10名で活動。
これまでは人工衛星に対してロケットの費用が高かった。(3億円の衛星に対して100億円のロケットが必要)インターステラテクノロジズ社では人工衛星打ち上げのため専用の小型ロケットを開発している。「フェラーリではなく、スーパーカブみたいな手軽で安価なミサイルを」というコンセプトで開発を行っている。
 
2016年に弾道飛行による観測ロケットを打ち上げ予定、2019年には人工衛星ロケットの開発を進めていくとのこと。ただ、資金面はまだ課題が多いようで資金を得ることができれば人工衛星ロケットの開発を進めることができると。
 
デブリ問題についても触れていた。デブリ問題は高さによって話が変わってくるという。インターステラテクノロジズ社では、高度500kmのところまでの打ち上げとなっており、500km以下であれば空気が微妙にありやがて地上に落ちてくるためデブリにはならないとのこと(どこに落ちるんだろう??海?)。よって、高さによって宇宙デブリとなるかどうかは変わるとのこと。
なぜ、北海道なのか?赤道付近がいいのでは?との問いに対しては、小型の人工衛星ロケットであれば北海道が適しているとのこと。理由は、小さい人工衛星のように低高度に打ち上げるものであれば、赤道直下よりもある程度、緯度があったほうが有利になってくるとのこと。
 
 
アストロスケール社 山崎氏

logmi.jp

SPACESWEEPERSー宇宙の掃除人

宇宙ゴミ(スペースデブリ)を掃除することを主とするシンガポールに本社を置くベンチャー。

まず、前提として宇宙にゴミなんかあるの?と思うかもしれないが、使われなくなった衛星や打ち上げに使われたロケット、またはそれらが壊れて発生した破片などのスペースデブリと呼ばれる宇宙に浮かぶゴミが存在する。

2015年時点ではスペースデブリの数は大小(10cm未満含め)約50万個以上あると言われている。これらが人工衛星やロケットなどに衝突すると、衛星が破壊されたり、宇宙飛行士の命が奪われたりと問題があるのだ。

そこで、このデブリをいかに取り除くのか?という点が重要になってくる。

 

アストロスケール社では以下の2点からアプローチを行っている。

① 2016年最初のミッション:デブリマップの作成

微小デブリのデータを集め、微小デブリマップを作る。

宇宙をより安全にいれるためのマップ作りを行う。

② 2017年のミッション:デブリ除去

デブリに近づいたら、衛星本体から飛ばす小さな衛星(子機)をデブリにくっつけてそのまま大気圏まで運び燃やして除去するという方法

 

これから宇宙産業が活発になっていく中、その分排出されるゴミも増えていく。また、デブリ同士が衝突し、新たなデブリを生み出す。と考えた時にデブリの掃除は、宇宙開発を前に進めていくためにも非常に意義のある事業だと感じる。

 

 【参考記事】

ほどよし衛星からスペースデブリ除去 2017年軌道上実証を実施へ:宇宙状況認識シンポジウム | 宇宙エレベーターニュース

宇宙ゴミスペースデブリ http://fanfun.jaxa.jp/topics/detail/2125.html 

 

まとめ

 

今回はカンファレンスの中の日本ベンチャーのみにフォーカスしてご紹介した。その他にも宇宙ベンチャーへの投資についてや、海外の宇宙ベンチャーの動向についてなど当カンファレンスではあったのだが、それはまた別の機会にご紹介したい。すぐに見たいという方は下の動画で全てみることができる。6時間半くらいあるが。。

今回の印象としては、日本の宇宙ベンチャーについてはまだまだ手探りな状況なんだろうなという印象だ。宇宙ベンチャーに投資が集まらないというのは大きな課題であると思うが、そもそも宇宙開発、宇宙とは、ロケットって?、エンジンってなに?みたいな世間的な認知もそうだが、投資家サイドでも理解していない人が多いのであろう。投資リスクが高く、リターンが早く手に入らない(10年スパンくらい)というのも要因の一つだと思うが。

だが、それ以上に宇宙開発の可能性はめちゃくちゃある。小型人工衛星によるデータ解析を行うアクセルスペース社の話も聞いたが、市場規模しかりとても可能性を感じた。純粋に夢があるな、と。

是非とも、自分でも5年後を目標に宇宙開発にチャレンジしたい。

  

 

 

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